軍隊のようだわい!

リハビリ施設に入ってから一週間。
どうしているかなぁと心配していたら絹ちゃんからやっと電話が来ました。

ここは、すごいだよう。
広い施設にいろいろ機械があってリハビリスタッフさんだけでも50人くらいいて男の人が多いだよ。病院の人はみんな優しくて「痛いですか?大丈夫ですか?」とか言ってくれたけど、ここじゃあだれもそんなこと言わなくて、痛くたってやるしかないだよ。動けるようにならないといけないからなぁ。自分でやるしかないだわい。腰の曲がった人だってやっているだからなあ。リハビリしている人は、80人くらいいるだかなぁ
。みんな頑張っているだから、「やだ!」なんて言っちゃいられないよ。
一日中リハビリしいて部屋になんかいないから、電話になんか出られないだよ。
毎朝リハビリメニューが届けられて、午前中に3時間午後も3時間やるだにぃ。だから体が痛くて夜は腰や足に湿布を貼ってもらっているだよぉ。もう布団に入れば疲れているからすぐに寝られてグッスリだわぃ。まるで軍隊に入ったようだにぃ。今までこんな生活したことないにぃ。仕事をしていても休みたいときには自分で休んでいたけど、ここはそうはいかないからなぁ。
4ヶ月も寝ていたから筋肉が落ちているし、脳梗塞で左手や足が動かないからなかなか動かないだけどさぁ。
お金が財布に350円しか無いんだけど、歩けないから売店へ行って飲み物を買う事もできないからないいだわぃ。歩けるようになって買いに行くだにぃ。
簡単には動けるようにならないからお正月も家へ帰れないけどさぁ。頑張っているだよう。

絹ちゃんの声はとても元気そうで安心しました。